ハムスターとの暮らしを楽しむためには、より健康で丈夫なハムスターを見分けることが大切です。このページでは、元気で健康なハムスターの選び方についてご紹介しています。
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ハムスターを飼いたい!と思ったとき、もうすでにどんなハムスターを飼いたいのか心に決めている方もいらっしゃるでしょうし、まだこれから…という方も、きっといらっしゃることだと思います。
そこで、このページでは、ハムスターを選ぶときに役立つ、元気で健康なハムスターの見分け方、選び方のポイントについてご紹介してみましょう。
日本のペットショップなどで手に入れることのできるハムスターの主な品種は、のんびり屋さんのゴールデンハムスター、人なつこいジャンガリアンハムスター、ちょっと気が弱いロボロフスキーハムスター、しっかり者のチャイニーズハムスター、そしてやんちゃなキャンベルハムスターの5種類。
大きなペットショップや専門店、ネット通販などを利用すれば、さらに珍しい品種のハムスターもいますが、ふつうに日本で人気の高いハムスターといえば、この5種類のと考えていいでしょう。
ハムスターはペットして飼われるようになっても、本来の夜行性動物としての習性や性質を持っていますから、たとえばペットショップでハムスターを選ぶときでも、ほとんど眠っているような状態の昼間よりも夕方以降の時間帯のほうが、ハムスターの素顔に出会える可能性が高いということがいえます。
ハムスターを選ぶときには、できれば、昼間だけでなく、夕方以降にもペットショップに足を運んでみてくださいね。では、元気で健康なハムスターを見分ける大切なポイントをいくつかご紹介してみましょう。
元気で健康なハムスターを見分ける大切なポイント、それはハムスターの目と耳とお尻。ペットショップへ行ったら、ケージ越しではなく、必ず手に持たせてもらって目と耳とお尻周りをチェックしておきましょう。
ハムスターは夜行性の動物なので、暗闇でものを見る能力に優れています。目の周りに目ヤニがついていたり、涙で潤んでいたりしていたら、病気のサインかもしれません。
また、目の周りの毛が不自然に固まったりしているのも、涙や目ヤニが慢性化している可能性がありますので、避けておきましょう。
ハムスターの聴覚はとても鋭く、かすかな物音や聞きなれない音にも敏感に反応します。ですから、ハムスターの耳は、周囲の音が良く聞こえるように、いつもピンと立った状態がふつうです。
この耳が、ぺたんと倒れていたり、くしゃくしゃになっていたりしたら、病気の可能性があります。元気そうに動き回っていても、耳がピンとしていないようなら、避けたほうが無難です。
体のちいさなハムスターは、暑さ寒さや環境が合わないなどの要因からくるストレスで下痢をすることがあります。そしていったん下痢をすると、症状の進行が早くほんの数時間で死んでしまうこともあります。
お尻やしっぽが濡れていたり汚れたりしているようなら、下痢をしている可能性大です。手に持たせてもらったら、必ずお尻周りをチェックしておきましょう。
ハムスターには、16本ある歯のうち、上下の前歯4本が一生延び続けます。ごく稀ですが、この前歯の長さが不揃いだったり、欠けたりしていることがあります。
初めてだと自分で確かめるのは難しいので、お店のスタッフの方にお願いして、正常かどうかを確かめておきましょう。
一般に、ハムスターは生後1ヶ月半から2ヶ月で体調が安定します。そのため、生後1ヶ月未満のハムスターは、買った時元気でも、その後に体調を崩してしまうこともあります。ハムスターを選ぶときには、生後どのくらいなのかも確認して、もし生後1ヶ月にも満たないようなら、候補から外すというのも、元気で丈夫なハムスターを選ぶコツといえます。
ハムスターは夜行性の動物ですので、陽が沈む夕方頃から活発に活動し始めます。そのため、ハムスターが本当に元気なのかどうかを見極めるなら、夕方以降がほんとうはいいのです。
もし、夕方以降でも動きが鈍いようなら、病気の可能性があります。可能であれば、夕方以降の動きを確かめて、元気かどうかを確かめておきましょう。
初めてハムスターを選ぶときには、いろいろ不安なことも多いものです。そんなとき、ハムスターに詳しいペットショップのスタッフさんたちの知識やノウハウは、ほんとうに心強いものです。ところが、なかにはハムスターのことをほとんど知らないまま販売しているお店もあります。
ハムスターの品種や特徴や、性別の見分け方などを尋ねて、もしあいまいな返事しか返ってこないようなら、とても信用できるお店とはいえませんし、ハムスターの衛生状態や体調管理にも不安が残ります。できれば、他のお店を探したほうがいいかもしれません。
○当サイトの出典及び参考書籍:幸せなハムスターの育て方 [ 岡野祐士 ](大泉書店)/かわいいハムスター飼い方・育て方 [ 田向健一 ](西東社)/小動物の飼育情報満載!スモールペット飼育ハンドブック(緑書房)ほか
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