このページでは、ハムスターの多頭飼育と単独飼育についてご紹介しています。
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ハムスターは、基本的に縄張り意識がとても強く、野生の環境でも、群れを作らず単独で暮らしています。
たとえ同じハムスターの仲間でも、ひとつの巣穴で一緒に住むということができないのです。そうした性質や習性は、ペットとして飼われているハムスターでもまったく同じです。
ですから、ハムスターを飼うときは、ひとつのケージやハウスに1匹(1頭)、たくさん飼うときは、その数だけケージやハウスを用意するのが基本ということを覚えておきましょう。
品種によっても程度の差はありますが、もし同じケージやハウスに複数のハムスターを入れた場合、ハムスターに強いストレスがかかり、ほぼまちがいなく縄張りをめぐる争いが起こります。そして、最悪の場合その喧嘩がもとで怪我をしたり死んでしまったりといったことも起こります。
でも、ペットショップとかでは、「複数のハムスターがひとつのケージで仲良く暮らしているように見えるけど…」と思う方もいらっしゃるでしょうね。けれど、それはペットショップのハムスターたちが、縄張り意識が芽生える前の、ちいさな子供だから。成長するに従って縄張り意識も次第に強くなっていき、やがて同じケージやハウスで過ごすことが難しくなっていきます。
ただし、先程も少し触れましたが、相性が良ければという条件つきで、同じケージやハウスで飼えるハムスターもいます。たとえば、性格のおとなしいロボロフスキーハムスターがそうですね。
もちろん、ロボロフスキーハムスターにも縄張り意識はあります。けっして他のハムスターと一緒に暮らすことが好きだというわけではありませんから、ケージを分けてあげたほうが、ストレスもかからず、安心して暮らせることに変わりはありません。
いずれにしても、ハムスターは、ケージやハウスを分けた単独飼育が基本で、よほど相性の良い相手でもない限り、同じケージやハウスでの多頭飼育はできない動物と考えておきましょう。
○当サイトの出典及び参考書籍:幸せなハムスターの育て方 [ 岡野祐士 ](大泉書店)/かわいいハムスター飼い方・育て方 [ 田向健一 ](西東社)/小動物の飼育情報満載!スモールペット飼育ハンドブック(緑書房)ほか
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